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（10・5・10）スズキの有給休暇取得時の手当不払い是正申告

スズキは有給時の「交代手当と深夜割増手当」を払え

　今日は午前中の常任委員会の後、午後１時からスズキの有給休暇取得時の手当が支払われていない問題で、浜松労働基準監督署への申告に同席しました。

　この問題は交代勤務をしている労働者が有給休暇を取得する場合、本来、交代手当と深夜割増手当を支払うところを支払ってきませんでした。労働基準法３９条７項では「有給休暇の期間又は第４項の規定による有給休暇の時間については、就業規則その他これに準ずるもので定めるところにより、それぞれ、平均賃金もしくは所定労働時間労働した場合に支払われる通常の賃金･･･（略）･･･を支払わねばならない」と定めています。

　ところが、スズキ（株）は有給休暇の期間について、同社の「給与規定」で交代勤務者に支払うと定めている「交代手当と深夜割増」を長年にわたって支給していません。これは労基法３９条に違反するものです。
　申告した従業員によると、未払いの手当は月２，０００円近くなり、２年間で約５万円近くにもなります。４，０００人該当者がいると年間２億円にもなります。
　この問題は、スズキだけの問題ではなく他の自動車メーカーでも同様のことがおこなわれている可能性もあり、裾野の広い問題でもあります。

　対応した市川正晴次長と廣瀬格也第二方面主任監督官は、会社にも事実かどうか確認し、今月中に着手すると答えました。

　その後、浜松市役所内の市政記者クラブで記者会見をしました。この行動には佐藤哲さん（スズキ湖西工場第２車体完成課）、久米信雄さん（スズキ４輪内装設計部空調設計課）、太田泰久さん（スズキの職場を働きやすくする会）、渡辺浩美さん（日本共産党静岡県委員会書記長）、中村宏之さん（スズキ従業員）と私が参加しました。