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(09・3・29)派遣切り救援(トドムンド浜松)の街頭相談活動
温かい社会的連帯
今日は「トドムンド浜松」の派遣切り救済、街頭相談活動に参加しました。私もスタッフとして、10時半頃から17時まで相談活動に参加しました。
トドムンドとはポルトガル語で「みんな」という意味です。みんなでこの難局を乗り越えていこうという意味が込められています。私たちがいう社会的連帯という意味と同じだと思います。政治的立場の違い、労働組合の違いを超えた幅広い団体が結集しました。
私がいっしょに話を聞いた36歳の男性は、福島県出身で、母も生活保護を受けていたそうです。小さい時から体が弱く、仕事で身体を悪くし、オートバイの部品メーカーで派遣切りになったそうです。
磐田市役所に相談に行ったら、「家に帰ったほうがいいのでは」と言われ、今日の街頭生活相談のビラが置いてあったので、磐田市から歩いてこの会場に来たそうです。3時間以上はかかるのではないでしょうか。
カレーライス200食
途中、昼食のサービスを浜松市職員組合がおこなってくれ、カレーライスをみんなで食べました。
今日の相談会は、各相談コーナーで雇用関係、生活保護関係、医療相談関係などの分かれていて、生活保護については一定の相談者がまとまると市役所に車で送り、市役所も休日ではありましたがそれに対応していただきました。
今回は、相談者が生活保護で即日入居できるように、善意で不動産屋が市役所に待機していただき、申請した人は不動産屋がリスク覚悟で、自分の管理する住宅にどんどん入居を割り振り、生活保護が決まるまで野宿をさせることなく即日入居をさせることができました。ほんとうにありがたいことです。
17時前の全体集会では、榛葉隆雄村長から今日のまとめの報告がおこなわれました。生活保護の申請は40軒を超え、ボランティア181人、相談者103世帯、申請40プラスアルファであったこと、また、今日の取り組みの特徴が4点にまとめられ報告されました。
1、休日にもかかわらず、市役所が窓口を開けて対応してくれたこと。生活保護の申請書も福祉事務所が50部用意してくれ、水際作戦といわれていたものが乗り越えられたこと。 2、外国人登録地にかかわらず、申請を受け付けてくれたこと。 3、居宅確保については福祉事務所が本来対応すべきだが、相変わらずその壁は突破できていないが、不動産業者が居宅確保をしてくれ即日入居させることができたこと。(生活保護の申請がおこなわれても、却下された場合、家主に対して家賃などの負担は、不動産業者が負担するリスクを負うことになる) 4、即日入居できなくても今日明日の宿泊の貸付が可能になり、カプセルホテルとか、ネットカフェなどに泊まりその後、生活保護費から差し引く対応ができたこと。
参加団体は日本共産党を含めると11団体が参加しました。各テレビ局、マスコミが多数取材に来ていました。
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