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(09・3・10)社会保険労務士政党意見交換会、静岡市葵区街頭宣伝
社会保険労務士の役割
今日の午前中は、社会保険労務士の政党意見交換会に出席しました。県社会保険労務士政治連盟は、この10年近く毎年、隣接職種として弁護士がこれまで扱ってきた労使間の問題で、簡易な退職金未払いなどの紛争などを扱うことができるような規制緩和を求めてきました。年間60万円までの仕事であればそうした紛争も担当することができるようになりましたが、まだまだ採算が合うような状況ではないため、140万円程度まで引き上げてもらいたいとの要求をかかげ、第8次の社会保険労務士法改定をめざして運動をおこなっています。
また、今年の10月からは全国健康保険協会が業務を開始し、2010年1月からは、日本年金機構が発足することにより社会保険庁が完全に解体されることになります。そうした事態に対応するため、全国の開業社会保険労務士が、全国健康保険協会および日本年金機構の対面相談窓口として、身近な地域においての役割をはたすために「街角の社会保険支援センター」として活動ができるよう、その実現に向けての支援の要請をおこなっています。
さらには、近年、厚生労働省から社会保険に対する相談、適用などの委託業務を受けることが増大していますが、社会保険に関する唯一の国家資格者の社会保険労務士が、時給1700円では本来業務をおこないながら行政協力をおこなうことが難しいため、年金記録確認第三者委員会における専門調査員の給与日額(21,157円〜23,722円)並みの処遇にしてもらえるように要請をおこなっています。
党首が党首なら
ところが、これらのテーマに加え、急きょ西松建設の企業献金の問題で「政治資金規正法」についてが、緊急のテーマに追加されました。
私は、「政治資金規正法はザル法であり、企業献金は政党とその政党支部にしかできないが、政党支部の代表者は政治家個人になっている。また、政党で企業献金を受け取り、そこから政治家の資金管理団体に献金すればそれも合法だということになると、まったく規制する意味がなくなる」と発言しました。
ところが民主党の静岡市義は「自らが候補者でもあるので厳しい場に参加することになったが、岩手県の実態からしてわからないではすまないが、いただいたからにはきれいに使う」と言いました。民主党の小沢党首は「誰からもらったのかいちいち詮索しない。使い道が公開されていればそれで良い」と言いましたが、党首が党首なら地方議員も地方議員です。
また、私が「民主党は総選挙のマニュフェストで『公共事業を受注している企業から献金は受けない』と言っているのに、小沢党首自らその公約を破るのはまずいのでは?」と質問すると、民主党市会議員は「いや、今は政治資金規正法の話だから・・・」と逃げました。
一方、社民党の元参議院議員は「私が現職の時に、秘書が企業から金をもらってしまい私が返しに行った。もらっても便宜を図らなければ大丈夫だが・・・」と発言。 さらに食事をしながら派遣切りの問題も議論になりましたが、民主党の市議は早々に引き上げていきました。
私は自らのこの間の「派遣切り問題」で、厚生労働省や静岡労働局との交渉の中身を話ながら、「内部留保のたった1%を取り崩せば、派遣社員の雇用を守ることができる」と言うと、社会保険労務士みなさんは「それはその通りだ」と一致。 私は改めて日本共産党の候補者でいることに本当に誇りを持ちました。帰り際に「共産党さん、ぜひ今度はがんばってください」と激励されました。
60代くらいの女性の集団がいっせいに手をふって激励
午後からは、静岡市葵区で4ヵ所から訴えをおこないました。途中、オリエンテーリングをやっているらしい、リュックを背負った10数人の60代くらいの女性の集団がいっせいに手をふって激励してくれました。
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