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今日は午後から宗教者と日本共産党との懇談をおこないました。キリスト教、仏教、神道などの牧師、住職、神主さんなどを含め、25人が参加し率直な議論がおこなわれました。 キリスト教の牧師さんは、懇談を「対話と共存の架け橋」と言い、現在、ブルンジ難民支援の活動(東アフリカ、タンザニア、ルワンダ、ブルンジなどの国々)を1995年以来14年間やっていること。今日も新品のポロシャツを1300枚(時価300万円相当)焼却処分にするというので、もらい受けたこと。服がないために学校を休まざるをえない子どもたちや、クラッカーや乾パンしか食べるものがなく往復20キロの通学でヘトヘトになっている難民の子どもたちへの支援活動をしているとのこと。ところが、新品のポロシャツの輸送代が90万円もかかるので、新聞社といまかけあっているところだそうです。 現在の自民・公明政権は、宗教が権力と手を結ぶのは良くないこと。宗教は権力とは一定の対決する関係が良いと思っていること。また、人間世界の階級性がなくなれば良いと思っていることなどを語ってくれました。 また、浄土宗のある住職さんは、友人が血のメーデー事件に参加し、血だるまになって警察に追われて自分の寺に逃げてきた時、父親は庭の掃除をしていたが、追ってきた警察官にほうきを横にして突き出し「入ってはならん」とものすごい権幕で寺に入れさせなかったこと。そんなこともあり共産党の人たちとは隔たりがないこと。 また、空襲で本来人を助けなければいけないところを、助けずに自分は命からがら逃げたこと。だから、坊さんにはなりたくなかったこと。人間には矛盾した心がある。現在の政党の中で信頼できるのは共産党しかいないと思っていることなどが話されました。 さらに神道の禰宜さんは、仏教やキリスト教は勇気ある発言をおこなっている。しかし、神道には勇気ある発言をおこなっているのは、全国で2人くらいしかいない。ここに来たら、そういう神主の仲間に会えるのかと思い参加したこと。 神道の中では靖国神社が仕切っているが、自分の最大の問題意識は、神道の中に政治的自由、思想の自由をいかにつくっていくか、このことを考えているとのことでした。政治については共産党しかないと思っている。
瀬古由起子元衆議院議員は「宗教はアヘン」とマルクスが言ったことは、宗教を否定しているわけではなく宗教と国家権力とのつながりを指摘した25歳の時の論文でのことを説明しました。そして、自らはハンセン病患者の救済をライフワークに、ホームレスへの支援や、社会保障の充実のために頑張ってきたことなどを話しました。 私は、今の日本の政治の異常さの根本には、異常なまでの財界・大企業優遇の政治とアメリカいいなりの政治があること。その悪政を正すために衆議院選挙は、小選挙区は割り切ってしぼりますが、比例代表選挙はかつてなく候補者を立てて躍進する決意であることなどを語りました。 日本共産党の宗教委員会の平静丸氏は、「宗教はアヘン」と言ったのは、ハインリッヒ・ハイネやヘーゲルなども使っていること。当時は流行語であったこと。宗教を否定しているのではなく、宗教と国家権力とのつながりを指摘していること。共産党と宗教者については、5年前の新しい綱領でも宗教者との協力、共同に力を入れていること。1975年12月以来33年の歴史があり、1976年1月に宗教委員会を結成したことなどを話しました。(政党の中で宗教委員会があるのは日本共産党のみ) 懇談では、共産党が良いと思っていても、選挙ではなかなか伸びない。9・11の同時多発テロと同じように、日本の国内でも起きてくれないかと期待する動きもあること。社・共両方が伸びてほしいこと。勝てる選挙をやってほしいことなどが出されました。また、開かれた共産党になってもらいたいなどの意見もだされました。
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