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(08・3・29)沼津市「後期高齢者医療制度を考えるシンポジウム」と党勢拡大
農業受給率を上げるためには、収入の保証が大切
今日の午前中は西村綾子富士市議と党勢拡大に歩きました。党が発表した「農業再生プラン」をもってイチゴ農家と懇談しました。あるイチゴ農家は「私はずっと前から言っている持論は、農業受給率を上げるためには、収入の保証をしてやる代わりに、増産に励めということ。そうすれば確実に自給率は上がる」と再生プラントぴったり一致する意見を言う方がおられました。しかし、残念なことに読者にまではなっていただけませんでした。
「後期高齢者医療制度」は撤回せよ!
午後からは沼津市の「後期高齢者医療制度を考えるシンポジウム」にパネリストで参加しました。パネリストは沼津市の社会福祉協議会会長の山本三朗さん、歯科医師の庵原明倫さんと私の3人です。70人が参加しました。
山本三朗さんは、「自分は84歳で、厚生年金を38年間かけてきた。細々とやっているが、83歳の妻と自分の保険料負担は年間合計357,707円となり、現在の189,800円より167,907円増える。後期高齢者には収入もきびしい人も多い。一方、若い人にも負担が大きい。昭和26年頃、6・3・3制の学制がひかれたが村当局と村議会がおりあわず混乱したが、人間の知は、その良し悪しは後になって気がつくことが多いが、それなら気がついたとき勇敢に正せばいい」と訴えました。
庵原明倫さんは、自分は政治的には無党派と自らを紹介しながら、医師として全ては患者のために、の立場で仕事をしてきたこと。すでに医療崩壊は始まり医科大、歯科大の入学者は激減していること。このままだと道路をつくっても病院はなくなること。「後期高齢者医療制度」の狙いは@国にカネがないという理由で、5年間で1兆1千億円削れとし、毎年2200億円削ろうとしていること。Aいままで息子の扶養家族になっていたお年寄りにも、こんなに医療費がかかるということを、国はお年寄りに知らせたい。B制度上は、まだ不明な点が多い。レセプトなどもどこにだすかも決まっていないことなど、政府案のずさんさと道理のなさを訴えました。
私は、「後期高齢者医療制度」は、@これまで扶養家族になっていたお年寄りからも保険料を徴収し、保険料を滞納すると最終的には保険証取り上げになること。A医療内容も治療の上限が決められ、良心的医療を行うと赤字になること。また、終末期医療については延命治療などをしないという確約がとれれば、診療報酬が増えること。B狙いは政府の医療費と大企業の保険料削減にあること。C道路特定財源の一般財源化で社会保障にも使えるようにすることや、大企業などへの応分の税負担などで、安心できる社会保障制度は可能であることなどを訴えました。
刺激的な話も聞け、元気の出るシンポジウム
シンポジウムでは、「いまの社会保障の切り詰めは、『国際競争力を強めるため』などと言っているが、キューバなどを見ていても、日本はどこか狂っているのではないか?」「ヨーロッパはもっと人間的なのに、先進国でなぜ人間の扱い方がこんなに違うのか」などなど、活発な意見が続きました。 シンポジウムでは、庵原医師からも「スウェーデンでは、年一回歯科治療を受ける義務があり、行かなくて虫歯が見つかった場合は、治療費は自己負担になること。それによって世界一健康な歯をつくっている」ことなど刺激的な話も聞け、活発な発言で元気の出るシンポジウムでした。
読者が入党してくれました!
シンポジウムの後は、渡辺教二沼津市議と三浦地域の支部長さんと「しんぶん赤旗」拡大に歩き、日曜版読者が2人増えました。 さらにその後は、山崎勝子沼津市議が生活相談にのっている日曜版読者に、入党を呼びかけたら快く入ってくれ、日刊紙も購読してくれることとなりました。仲間が増えて本当に嬉しいです!
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