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(08・2・26)スズキの職場環境とサービス残業問題などで労基署への申し入れ、記者会見
「我々はブロイラー」との声も
今日は、スズキ(株)本社の生産技術部門の労働者が働く事務所の環境が、労働安全衛生に違反する可能性があり、職場環境(1フロアーに1000人近くの労働者をつめこみ、酸欠や、血圧が高くなり、息苦しいなどの実態があります。「我々はブロイラー」との声もあります。)の是正と、サービス残業を繰り返し反省のないスズキに対し、きびしく法律にもとづき罰するべきであることを浜松労基署に要請しました。
労働協約にもないことが一方的におこなわれ
私たちは昨年12月3日に、サービス残業の是正と、ラインが止まった場合、昼食時間に近いと、早い場合は1時間も前に昼食にし、本来の休み時間に仕事をさせるという、労働協約にもないことが一方的におこなわれ、これらの是正を求めてきました。
ドロボーが、「払えばいいでしょ」と開き直るのと同じ
その結果、昨年12月21日に浜松労基署が監督官5人で調査に入り、退社時間と社内のメールの時間が食い違っていることから是正指導をし、昼食時間の前倒しはやらないとの回答があったことが明らかになりました。これでスズキはサービス残業問題で、97年、03年、05年、07年と4回の是正指導を受けたことになりました。 労基署から何度いわれても、払えばいいでしょうとばかりに反省がありません。労基署の対応も甘すぎるのではないでしょうか。例えは悪いですが、ドロボーをした人が、「払えばいいでしょ」と言って開き直るのと同じです。
金を返しても犯した罪はしっかり償わせなければまた繰り返します。サービス残業をやり得にさせないために、厳罰に処すべきです。
会見には第一テレビが取材に
その後、浜松市役所の記者クラブで記者会見をおこないました。この会見には第一テレビが取材に来て、カメラで撮っていました。また、「スズキは全体でいくら残業代を払ったのですか?」と質問がありましたが、労基署は「守秘義務があり本人以外はいっさい言えない」とかたくなな態度に終始したことなどを話しました。
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