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(07・3・2)医師不足問題での病院訪問
ドクターの死亡率は@産科A脳外科B一般外科の順で高い
今日は、わが党が2月7日に発表した、「深刻な医師不足を打開し、『医療崩壊』から地域を守る」との提案を届けながら、病院の実態を聞かせていただきたいと「県西部浜松医療センター」(ひらが高成、北島定浜松市議、小黒啓子浜松市議が訪問)と、「浜松社会保険病院」(ひらが高成、小黒啓子浜松市議、渡辺まゆみ浜松市議予定候補、嶋田初江浜松市議予定候補が訪問)を訪問し、病院として困っている問題や、病院としての意見など様々な問題で懇談しました。 「県西部浜松医療センター」では、患者と看護師の比率を上げるためにがんばっていること。一般的に病院は医師一人増やすと、以前は2億円売り上げがアップするといわれてきたが、最近はそうではないこと。ベッドあたり何人の医師が必要なのか、100人なのか、120人なのかそのあたりは頭のいたいところとのこと。将来、産科になる先生は低いと思われること。出産は深夜とか明け方産まれる人が多いことから、ドクターの死亡率は@産科A脳外科B一般外科の順で高い。それだけ仕事が大変ということなどが語られました。
経費は大人より多くかかるのに小児科の診療報酬は大人の1/2
医療制度への要望という点では、看護師のなり手が少ないので、看護師になってもらうためには安定的な給与と魅力ある職場が大切なこと。また、診療報酬もどんどん下がるのでそれを改善してもらいたいこと。さらにはベッドが減らされている問題を正してもらいたいことなど、病院が共通してかかえている問題が出されました。 私たちも認識を新たにしたのは、小さな子どもは言葉がうまく話せないため、それをカバーするために看護師が付き、経費は大人より多くかかるのに、逆に小児科の診療報酬は大人の1/2であること。薬も大人の半分しか報酬がないことなど、現行制度の矛盾点もだされました。 「共産党への要望は?」と伺うと、「医療を良くするために共産党にはズバズバ言ってもらいたい」と答えが返ってきました。政治的な立場は色々ありますが、ありがたい言葉でした。
地域の中で果たしている病院の役割の評価を!
午後は「浜松社会保険病院」を訪問しました。ドクター不足の問題や、小児科と産科は特に大変であることなどが語られました。 特に小児科は、子どもが急患で夜間に来ることが多く、夜間体制を組んで仕事をするのでドクターは大変であること。翌日の診療もあり、しかも診療報酬が半分であることなどが語られました。 また、企業感覚で病院経営をせまられ、社会保険庁の病院としてはそんな感覚ではできないことなども語られました。 要望については、病院評価については、地域の中で果たしている病院の役割は大きなものがあり、住民の声も良く聞いてもらいたいこと。浜松市の南の地域には総合病院は1つしかないため、地域医療計画の中でよく検討してもらいたいことなどが出されました。
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