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今日は農水省交渉に行ってきました。いま静岡県の酪農家は、昨今の原油価格の高騰により、県内の牛乳生産農家では購入飼料を始めとした生産費が高騰しています。そういう中で平成20年実施の生産調整と乳質基準の強化方針が農家に提示されました。その内容は計画目標数量の堅持と超過量に対する金銭ペナルテイー(40円/s)を課すというもので、農家の不安が拡大しています。農業後継者がほとんどないわが地域において、酪農は後継者がいる業種ですが、このままでは展望がもてない状況が広がり、地域の崩壊につながります。そのために6項目の要請をおこないました。1、乳価の引き下げを中止し価格の下支えを行うこと。2、国内生産量維持のため乳製品などの輸入は需要不足分に限定し、計画生産の枠を拡大する。3、計画乳量超過に対するペナルテイーを廃止するべく国の指導を強化する。4、各種補助金を継続・維持し、計画乳量超過に対する補助金の罰則的切り下げを行わないこと。5、出荷乳の全量買い上げを基本とし、消費拡大に乳業メーカーがいっそう努力するように指導を行うこと。6、法人化や協業などの規模拡大一辺倒の政策を改めて、中・小・個人経営の存続が可能な政策に転換すること。 交渉をやってみて感じたのは、国内生産量は昨年は829万トンあり、WTO協定上の約束輸入量(13万7000トン)を含め乳製品は年間400万トンも輸入しています。国内では需要が減っているといいながら国内需要の32%も輸入しているこうした仕組みを改めないと、国内の酪農家の暮らしと営業は守れないと痛感しました。
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