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(06・7・3)障害者自立支援法で浜松市は?
障害者自立支援法で7ヵ所の施設と懇談
今日は浜松市議団(北島定、田中三博、小黒啓子、酒井豊美の各市議と渡辺真弓事務局員)と私で、4月から「障害者自立支援法」が施行され、どういう実態になっているのかの調査・懇談に出かけました。 懇談に応じてくださったのは「遠州みみの里」「くるみ共同作業所」「トマト工房」「小規模通所授産施設ライム」「小規模通所授産施設さつき授産所」「小規模通所授産施設まつぼっくりの家」です。
職員給与や供たちの作業工賃もカット?
「遠州みみの里」では、今年10月から小規模授産所は内容変更しろと言われ、みんなあわてていること。昨年86万円の国からの補助金がカットされ、市の補助金のみで運営しているとのことです。そのため、職員給与のカットや子供たちの作業工賃を削ることも考えているそうです。
人間として生きていくうえで死活問題
「くるみ作業所」では、施設長は「応益負担が一番問題。障害者本人は約3万円負担増となり人間として生きていくうえで死活問題である」ことが話されました。
作った野菜はほとんど完売
「トマト工房」では、小規模授産所で自立支援法の対象外のため、予算がカットされるといわれてきたが、昨年と同じになってほっとしていること。利用者は6名で08年までに地域支援センターに移行して、10名以上にしていく予定だそうです。ここでは様々な野菜をつくっていて、市内の保育園やお年寄りの施設などに売りにいくそうです。殆ど完売だそうです。
2泊3日で旅行に行くと、予算が削られる?
「まつぼっくりの家」(パン工房)では、利用料が5千円から1万円に引き上げられました。グループホームがほしいという希望はあるといっていましたが、予算が日払いになり2泊3日で旅行に行くと、予算が削られるそうです。
自治体負担分の予算は、昨年同様の予算規模
各施設では予算が月額単価から日額単価に変わり、収入が減っていますが、各自治体ではサービス利用への自治体負担分の予算については、昨年度と同様の規模の予算措置がなされていますから、障害者支援のお金は確保されていることになり、この予算を施設経営や利用者負担軽減にも使えるようにする政策さえあれば補助金として交付できるはずです。
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