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(03.09.20)浜松「サービス残業をなくすためのシンポジウム」
北部地域の街頭宣伝
本日は、午前中は浜松市の北部地域の街頭宣伝に行きました。住宅地や商店街で訴えると、自転車に乗った50歳代の男性が手を振ってくれたり、知り合いが車から激励してくれるなど、商店街で仕事をしている人達も、チラチラとこちらを見ている様子でした。
県内では9カ月間で18件、6000人に3億7000万円の未払い残業代を払わせる!
午後は、「サービス残業をなくすためのシンポジウム」を、市内の「可美公園総合センター」で100名の参加で行いました。パネリストは私、平賀高成と、太田泰久党スズキ委員会委員長、竹山直司全労働省労組静岡支部書記次長、高橋英一JMIU静岡西部地域支部執行委員長の4名でおこないました。 太田氏は自動車メーカーのスズキがおこなっていた、サービス残業を隠すために、仕事で使うコンピューターの稼動時刻の記録を改ざんするプログラムで、サービス残業をさせていたものを是正させ、7,000万円を払わせたたたかいを報告しました。 高橋氏はJMIU同支部に相談・加盟してきた寿司チェーン店で働く8人の組合員が4200万円余りのサービス残業代を支払わせようと立ち上がったことを報告しました。 竹山氏は労働基準監督官の立場から、サービス残業をなくすために、労働時間を労使それぞれがちゃんと管理することが重要だと指摘し、県内ではサービス残業の是正指導で、6月までの9カ月間で18件、6000人に3億7000万円の未払いの残業代を払わせたことを報告しました。
サービス残業是正は一人でも可能!
私は1976年5月以降、日本共産党が一貫してサービス残業の是正のため、最近までの27年間で395回の国会質問中、241回(60%を超す)を日本共産党がおこなってきたこと。また、2000年3月には「サービス残業根絶法」など立法提案をおこない、これまでの闘いが一昨年の4・6通達に実を結んだこと。さらにサービス残業をなくすためには労組にも要請し、労組がない場合でも、一人でも残業日誌をつけ、給与明細といっしょに労働基準監督署に申告すれば是正させられること、またそれは家族でも可能であることを話しました。討論では活発な意見が次々と出され盛り上がったシンポとなりました。
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