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(03.08.05)前垣忠司衆議院三重2区候補と鈴鹿市で行動
サラ金は銀行よりも親切
今日は、浜松駅の早朝宣伝を行ってから、三重県の鈴鹿市の日程です。最初に、石田秀三、森川ヤスエ鈴鹿市議と鈴鹿市民商を訪問しました。会員数も長期にわたる不況の中で後退してきていること。サラ金の被害も急増しているが、なぜサラ金なのかといえば「銀行よりもサラ金の方が親切で、困ったときには融資してくれるし、一日返済を待ってくれといえば待ってくれる」など、意外な実態を聞きました。鈴鹿市では国保が30%値上げされ、年間8期に分けて支払う保険料も、一期2,000円の人が9,000円に値上げをされたり、一期8,000円の人が29,000円に値上げされるなど、国保の減免申請をおこなう大運動をやらなければと語っておられました。
不況は将来不安が大きいのが一番の原因
鈴鹿市長はまだ当選して3ヵ月の市長さんでした。開口一番「赤旗日曜版を読んでいるが、非常に読みやすく、イメージ一新だ」「不破さんになって柔らかい感じになった」「不況は将来不安が大きいのが一番の原因。社会保障は国がちゃんとやってもらいたい。中小企業が元気にならないとだめだ」「イラクへの自衛隊の派兵は賛成できない」などと日本共産党と意見が一致。市長自らもホンダの従業員で、浜松市が最初の赴任地であったこと。私も現場でガラス細工の職人をしていたことなどを話すと「現場を知っていることは大事なこと」応じました。最後に候補者として「頑張って活躍してください」と激励してくださいました。
うちは外形標準課税には反対です
午後の商工会議所との懇談では、トラックのディーゼル規制の話になり、規制逃れのために事務所の所在地変更など、苦境にあえぐ実態を語ってくださいました。日本共産党の不況打開の「4つの緊急要求」については、「うちは外形標準課税には反対です」と応じ、消費税の課税最低限を1,000万円まで引き下げることは、影響が大きいこと、「人材派遣については確かに増えている」と現状認識でもほぼ一致していました。
福祉制度そのものを見直していく必要がある
介護保険では、鈴鹿・亀山地域広域連合の担当者と懇談しました。「広域行政計画により、4月から保険料の値上げをせざるをえない。4億5,000万円の基金に2億数千万円の繰り入れをして、今後6年間くらいは基金もあり何とかなるが、その先が見えない。何とかしてもらいたい。2市1町で広域連合を組んでいるが、福祉制度そのものを見直していく必要がある」と述べていました。また、特別養護老人ホームの待機者は、2市1町で一つの施設に80人から100人で、全体では800人くらいいるそうです。「病院の方で3ヵ月位で追い出され、それで治癒すれば良いが、そうでない場合は特別養護老人ホームにまわってくる」と現在の介護保険制度の問題点を指摘されていました
小さいうちから差別
無認可保育園の「ぐみの木保育園」では、政府の「幼・保一元化」は、まるで現場の実態に合わず、幼稚園の生徒はお弁当もちで、保育園の園児には給食ということでは、小さいうちから差別を持ち込むことになり、教育上からもよくない。職員も幼稚園は午前中で保育園では夕方までというのでは、職場の中はばらばらになる。結局、保育園と幼稚園を一緒にして遊具も共通にして予算を減らそうというものだ」と怒りの告発をしていました。
良心的な耐震補強工事
鈴鹿の建設労働組合は、いま耐震補強工事などで、悪徳業者がいい加減な耐震補強工事で、市民をだます事件が多発しています。建設労働組合として、「良心的な耐震補強工事はこんな工事をやります」と模型を作り、市民がだまされないように啓蒙活動をおこなっていました。
私の年金がちゃんと出るようにしてください
夕方の街頭宣伝は、近鉄鈴鹿市駅、スーパー「ハンター」前、旭丘団地、近鉄白子駅前の4ヵ所でおこないました。スーパー「ハンター」前では、年金の問題を訴えていると、ファミリーレストランから60歳前の男性が「私の年金がちゃんと出るようにしてください」の一言を言いたくて、食事中であったにもかかわらず駆け寄ってくるということがありました。年金支給年齢は引き上げられ、さらに物価スライド凍結解除で、本当に心配で、気が気ではなかったのだと思います
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